バリオセット・DOB(ドレスボード)というテーブル

バリオセットには、CR2型・DOB型・フラットテーブル型の3種類のテーブルがあります。

実は、このほかにもテーブルがあるんですが、それを書き出すとかなり複雑なことになるのでこの代表的な3つのテーブルが用意されていることになります。

当社(リキハート)は個人店で元々は10坪に満たないくらいの工場でしたので、

万能型のCR2を使用しています(かれこれ20年以上)

万能型、ズボン万能型なんですね。

このように左側がやや太く、右側がやや細くなっています。

手前に立つことになるのでズボンの腰は左側に置く形になります。

抜群のサクション力で一気にスラックスのラインをあたりをつけることなくシャープに仕上げます。

なんでも仕上げられる万能テーブルですね。

ただ、このCR型で上着を仕上げるのにはちょっとした工夫とごまかし?が必要です。

アイロンは通常洋服の下から上にあてていきますが、シャツなどをセットするとどうしても”逆”になるのです。

写真で言うと右側に頭がくるのでアイロンを逆さに持っていかなければなりません。

ちょっとあてにくいですよね^^;

ジャケットなどは左側の広い面で工夫してあてたり、ファイト仕上げマニュアルにしたがって仕上げれば変なアイロンの持っていき方になりますが、無難にあてれます。

しか〜〜し!!ブラウスやシャツなどはやっぱりあてにくい…>_<…

そこで、上着専用テーブル、DOB型というのの出番です!

あ、そうそう僕の場合慣れちゃってますから違和感なくスカートとかも逆であててるんですが、本来はスカートもDOB型の方で当てるのが正解です。

DOB型はやや細めのボードが真っ直ぐに伸びています。

数字で見ると先端はCR2型より太いようですが、実際見ると、全体が細いためか?随分細く見えます。

こちらは手前に立つとCR2型とは逆になります。

こちらも手前に立つのですが、チムニーの位置が違うことがわかっていただけると思います。

ぼくは、20年以上CR2しか使ったことがなかったのですが、今回一台をDOB型に交換することにしました。

追加で購入するのはボード(テーブル)と馬型を乗せるスイベルアーム。

キッカープレート(フットペダル)は入れ替えることで使えます。

簡単に構成を変更できるのでバリオ”セット”になってるのです。

こちらのCR2をDOBに変更します!

まず、フットペダルの入れ替えです。立ち位置が変わるので逆さまにします。

天板を外して台座を取り外します。そして、DOBのテーブルに付け替えです。

この台座を付け替えないとテーブルが本体に入りません。

テーブルを載せ替えるともう出来上がりです。

上の写真ではスイベルアームがまだCR2の時のままです。

くの字に曲がってるんですが、立ち位置がが逆になるのでこのままでは少し遠いのです(ちょっと歪)

でも、設置場所に余裕があればこのままでもいいかもしれません。

なにせ、このスイベルアーム・・・たかい。。。

僕は持っているので交換ですよ(^_−)☆

カバーを着せてアイロン繋いで完成です!

上の2枚の写真を比べてもらうとスイベルアームの違いがわかりやすいですね。

そして、初アイロン!

むっちゃいいです!ブラウスの仕上がり!!完璧です。

ありゃー、こんなに違うのか?アイロンを持っていく方向が変わるだけでこんなに綺麗に仕上がるのかorz

知らなかった。。。

パートさんが出勤してきて

「あれ〜、これ変わったんですか?ずいぶん小さくなりましたね」

そして、少しレクチャー。

ブラウスの当て方が今までがごまかしながらでこのテーブルを使うと本当のアイロンの当て方になるんよ。って。

そして、「え〜むちゃくちゃ綺麗になりますね、今までよりずっといいです!」と。

やっぱり、道具は大事。

ちなみに、DOB型でスラックスを当ててみましたが、当てれないことはないです。

レディーズのパンツやスリムタイプならそのままあてれます。

ウエストの大きなスラックスはずらしながらって感じになります。

でもでも、これは正解でした!

いままでバリオの説明をするときにはどうしてもCR2を中心にしていましたが、これでユーザーの使用目的や状況でどちらが適しているかをご提案できます。

実機はいつでも使ってもらえますので、一度使ってみたい!って言う方は是非お声がけください。

ファイトの別次元のプレスを体験していただけます!

 

 

でも、実は・・・CR2には特別なCR2があるのです。。。

わかりますか??

これはバリオセットではなくバリオラインですが・・・

ポイント・ライトと言います。

一度、ドイツに問い合わせてもらいましたが・・・現在はないとのことです。

絶対ありますよね!!

だって、チムニーの横にアイロン台をもってきただけじゃん!

ていうか、台を加工すればふつうのCR2がポイント・ライトになるwww

※写真はドイツ・フランクフルトのブリサイのショールームです。

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