とある、超大手機材商A社からの依頼で受けたアイロン修理。
最初、「温度が上がらない」ということでした。
が、テストすると温度は上がる。
担当者と直接連絡取らせてもらってもクリーニング屋さんも大手さんなのでいまいち反応がダイレクトでない。。。
でも、こうなると温度コントローラーファイトロニックの故障しか考えられません。
アイロンも相当使い込んでたので軽くオーバーホールをすることを提案。
承認されるまでにも時間がかかる。。。めんどくせー。
ほんと、悪いんやけど面倒くさいです!機材商ーークリーニング会社上層部ーーー現場責任者ーーーー現場担当者・・・。
相当使い込んでる。
リミットスイッチの接続もビニールテープで補強しているのが取れちゃってます。
6Pターミナルも埃だらけ。
ウレタンハンドルも亀裂が入っています。これくらいの状態で使ってるところはいっぱいあります。
でも、この機会に換えておいた方がよさそうです。これだけ換えるのは簡単なんですが、また送料とかかかっちゃうし。
そして、ケーブルブッシング!
これはこの状態なら交換しましょう。でないと6Pケーブルが断線してしまうと高くつくんでね。
リミットスイッチの接続端子がバカになってるだけでリミットスイッチ自体に故障はありません。
こちら側は手持ちがあるのでサービスしときましょ!
これで「4213020170」リミットスイッチは使わなくて済みました。
6Pケーブルからケーブルブッシングを抜いて新しいのを入れるのに欠かせないマストアイテムは!
シリコンスプレー!!これはほんと便利です。
温度センサーと、温度ヒューズを交換。
あとは磨きます!!!
この磨く作業は結構好きなんですよ。ファイトのアイロンが輝きを取り戻すのが嬉しくて。
プラスチックのハンドルベースはなかなか100%綺麗にはなりませんが
ハンドルベースのハンドルを固定するネジの部分に亀裂が入っています。
これはハンドルをつける際、気をつけないと割れてしまいます。
本当はハンドルベースも交換したいところですが、そこを聞くだけで時間がかかるんでスルーです。
アイロンソール付きで送られてきたんですが・・・
このソールが目詰まりしてるのは初めてみたかもしれない。。。
ソール自体にそれほどの劣化(歪み)などは出てなかったのでいかに埃や環境が良くない工場での使用かが分かりますね。
組み付けてアイロンホースも交換して
完了!
テストは明日、自社の現場でやりましょう!
で、一応、コンデンサーのテストもやっとくか?と・・・
事件はこのあと起こるのです。。。続く