僕のファイト購入記録 その3 ーveit8362マルチフォームフィニッシャーー

当社のファイト3台目は

veit8362マルチフォームフィニッシャー!

購入の決め手は

「バサラは整形ぞ!形を整えるだけや、ファイトは仕上げ機ぞ!仕上げるんぞ!」

のセリフ。

それまでにバリオセットCR2でveitの圧倒的な性能には触れていましたのでこのセリフに妙に納得したのです。

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そこから、なんか頑張って売り上げが増えていくんですね。
すると、仕上げを自分一人でしてるもんだから流石のCR2でもちょっとしんどくなってくる。
なんせ、ひとりですから。
で、パートさんを入れたんです。
が、いくらCR2とはいえ、パートさんに仕上げをさせれない。
といか、
アイロン仕上げは、教えることが多すぎて日々の作業にも追われるわけで時間がないのが現実です。
その当時は、神栄のバサラという整形静止乾燥機をさまざまなアイテム(洗濯バサミ、釣りのオモリ、ペンキローラーなどなど)を工夫、駆使して上着を”整形”していました(笑)
CR2一台しか仕上げ台がないと言うのもありますが、背広やブラウスなど教えられないよな??て思って補助的な仕事しかさせない。
品物の出し入れやハンガーアップなど。。。
その仕事をさせるため(パートさんの手待ちをなくすため)にこっちは必死になって仕上げる。
忙しくなったからパートさんを入れたのにパートさんのために忙しくなってるような^^;
そこで・・・次に買ったのがveit8362マルチフォームフィニッシャーです。
これまた、素晴らしい!!恐ろしいほど素晴らしい。
元々、veitはアパレル縫製メーカー用の機械を作る会社です。
当時veit関係者に言われたのは、
「アルマーニ、ポロ、マックスマーラ、ヒューゴボス、カルバンクラインなど世界の一流アパレルメーカーが最終出荷の時に使う”仕上げ機”です」だと。
そう!”仕上げの機械”なんです。
ほんとに、”仕上がっちゃう”んですよ。
今思うとマーケティング的にはこのコピーだけで売れるよな(笑)
当然、当時の仲間はこのコピーを全面にだして広告しました。
当社ももちろん、活用しましたが、やはりそれに見合った以上に仕上がりは良かったです。
胸から肩にかけてのボリューム、袖周りのカーブの作り込みなどなかなかアイロンでは出せない部分の立体感が出せます。
購入してからは、もう色々セッティングを研究しました。そういうの好きですからね。
スチームの時間、乾燥時間、風量、テンションの掛け方、小道具の選別など神栄バサラを使ってた時からのノウハウなども取り入れ自分なりに機械品質を追求していきました。
だって、それが’できれば僕じゃなくていいですから。
このセッティングで簡単に誰でもできるようにすれば、当社ではジャケット仕上げが70点は出せます。
今日入ったパートさんでも1日で70点出せるようになります。
当社の仕上げ品質基準がスタンダードで70点とすればもう、今日入ったパートさんが即戦力でスタンダードのジャケットの仕上げができちゃうわけです。
これすごくないですか!!
ジャケットだけでなくコート、セーター、ウールやポリエステルのワンピースやブラウスなどはほぼ1日目からできます。
教育費って一番高くつくんですよね。
そして・・・覚えた頃に辞められるということもないことはないわけです。
例えがあってるかどうかはわかりませんが・・・
防衛大学校で給料を支給しながら勉強させて、卒業でさあこれから研修終わって本格的に働いてもらうよ〜〜と思ってたら防衛省に入らず民間企業に入るような。。。(ちょっと違うか?^^;)
難しいのは綿や麻のシャツ、ワンピース、ブラウスとかですね。いわゆる、夏素材です。
でも、綿や麻はCR2でバッチリなんですよね。これはこの時点では僕の仕事です。
でも、仕上げの何%かはパートさんで完了することができるようになりました。
しかも雇用してから数日間で。
もちろん、当時フルでパートさんが入ってたわけではなかったのです。
パートさんの休みの日にもバサラの時よりセットは楽で品質も格段に上。
もう手放せないアイテムになりました。
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このマルチフォームのセッティングには自信があります。
他工場でよくない使い方(間違った使い方)をしている現場を見ます。
説明してセッティングを変えるんですが、次に訪問した時には戻ってる。。。
最近はチェックするだけで(まぁ、その工場のやり方だからね)なぜ、そのセッティングがだめなのかの説明だけするようにしています。
※2021年現在
veit8362は8363になっています。
veitのことなら・・・

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