バリオセットDOBからCR2への段取り替え

veitのバリオセットにはCR2型、フラットテーブル型、そしてDOB型があります。

DOB型にはnarrow、wideなどのバリエーションがありますが、通常はnarrowタイプです。

当社には全てを揃えるべく、CR2、flat、DOBがあります。

調子に乗って、”ファイトショールーム”を優先した結果です(笑)

が、結果として生産性の低下を招くことになりました。

veitとクリーニングのどちらを取るか?の結果なので気にはしていなかったのですが、工場の人員が1人減ることにより、

生産性を上げる必要があるのと、新人パートさん(ワイシャツをしてもらってた)へのプレス指導するのに上着(主にレディース)専用のDOBでは教えられないアイテムが多くなるので今回、2台のCR2型になるように組み替えました。

veitのバリオセットは、”セット”というくらいなので簡単にテーブルを入れ替えれます。

もちろん、別途テーブルを用意しなくてはなりませんが(スイーベルアームも)

クリーニングの現場では様々なアイテムがランダムに出てきます(特にトヨタ式で流す場合は顕著です)

そうなると、CR2型はむちゃくちゃいいのです!のちに書きますが、やっぱりCR2は最高にいいです!

順番としては

①テーブルを外す

②エルボーを外して入れ替える

③テーブルを入れ替える(テーブルを入れ替える前にエルボーを入れ替えないとラチェットが入りにくいです)

④アイロンホース(コンデンサー)の位置を調整

これだけです。

今回④で手間取りました。

大阪にファイトがあった頃にコンデンサーを購入されてる方は、コンデンサーのスタンドがカタログと違うことを疑問に思った方もおられると思います。

これがカタログのです。現在はこれがきます。

でも、大阪にあった頃のコンデンサーは

こんな感じ(よくわからないかも??😅)

ダサいです。。。

やっぱりドイツ製はかっこいい!

この大阪にあった時のコンデンサースタンドは・・・日本製(新潟)なのです。

おそらく、安く済ませるために日本で生産させてたんですね。もちろん、作らせるだけの”数”も必要なので当時はむっちゃ売れてたんでしょう(笑)

僕が最初に購入した時に、「コンデンサーの形が違う!」って言ったら、

「今はこれです」と言いくるめられたwww  後にカラクリを知ることになります。

穴だらけのチムニー(笑)

これはDOBのテーブルのまま、向きを変えただけです。ここからテーブル外していきます。

テーブルとスイーベルアームを外します。

そして、L字クランプも外した後はカバーをします。

最後はキッカープレートのベースキットを外します。

これらは全てM8のボルトですね。

これで、バリオセットのテーブル交換は終了。いたって簡単ホイ!です。

が、今回はここから時間がかかりました。

アイロン・コンデンサーの設置場所とその仕舞いですね。

実はアイロンの位置は変わらないんです。

アイロン置き台がDOBは立ち位置から右にあります。CR2も右側です。

じゃあ、問題ないんじゃないか??と。

でもですね、チムニーの位置が逆になります。

当社のアイロンの供給バルブは上にあります。

今まで上からアイロンホースを下ろしてチムニーに沿わせてたので違和感なくアイロンホースの仕舞いになっていました。

今回、チムニーは反対側にいくのでアイロンホースのみが下りてくる”超・鬱陶しい”形になってしまうんです。

これはなんとしても回避したい。

なので、一旦チムニー側にホースを振って、チムニー沿いに下ろして、床を這わしてコンデンサーに戻す!

ことにしようと!

アイロンホースをそのまま這わしてもいけるんですが、なんかカッコ悪い。

そのために、上を這わすイレクターを用意!

イレクターは昔の名残で新品・古いのを問わずたくさん保有しています^^;

それでこのような形で。

最初は上のイレクターに沿わせたんですが、アイロンホースがU字になってきっとドレンが溜まりやすくなるだろうと下方向にイレクターを組みました。

そして、チムニーを這わせて床からコンデンサーに繋ぐように!

我ながら完璧!

本体200Vの配線も100Vのコンセントも一緒に這わせることができました。

そして、コンデンサーはあの”新潟製”はやめて、CR2のアイロン置き台にジョイント!

見た目も場所もスッキリしました。

お盆休み明け、段取り替えのおかげで、生産性もアップ!

CR2を使いましたが、やっぱり最高にいいです!

ほんと仕上げが楽しくなります!!

やはり、クリーニングの現場にバリオセットCR2を!!と言う思いが強くなります。

そんな中で。CR2を使ったアイロン仕上げのアイテム別マニュアルを作ろうと思った次第です。

今回、Tシャツ・ポロシャツの仕上げが簡単で歪みも直せ誰が当てても均一になるプレス方法を考えました!

ほんと、プレスしながら考えるの・・・超楽しい!

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