veitバリオセットは本来はアパレル縫製用のアイロンテーブルです。
”セット”という言葉からもわかるように用途(プレスアイテム)によって簡単にテーブルを取り替えることができます。
基本的にはCR2,DOB(DB)、フラットテーブルですね。
実はDOBにもnarrow、wide、skirtってのがあったり、ジャケットの上着専用の型も数種類、アームホールやスラックスのシーム割り専用のテーブル(馬型)などもあります。
そして、そのアイテムによってプログラムが組めるようになっています。
でも、それはアパレルのロット数が1,000とか、場合によっては10,000とかって数量の同じ素材・同じアイテムのものを扱う場合ですね。
パートさんによって品質差が出にくくするための機能です。
クリーニングのように多品種・多アイテムでスラックスのあとにセーターをあてたり、また、スラックスを当てるというふうな使い方ではプログラムを組むとかえってたいへんなことになります。
ただ、一番簡単なプログラムとしては
「アフターサクション(ブロー)」
という機能があります。
通常は
真ん中のA-S/BはNOになっています。
アフターサクション/ブローは使わないという設定です。
このアフターサクション・ブローという機能ですが、
通常はサクションするためにはペダルを踏みます。踏んでいる間はずっとサクションが継続します。
これ、他社を使ってた方が違和感を覚える方がおられます。
他社のは切り替え式?一度踏んだらペダルから足を外してもバキュームが継続する、もう一度踏むと止まるというものが多いようです。
僕の主観ですが、引きっぱなしにする時間は少なくてサクションしたり、止めたりを頻繁にレスポンスよく動いてくれた方がいいとは思うのですが?
これが通常仕様の状態です(編集なしなのでぶれます、ごめん)
そして、アフターサクションを効かせます。
A-S/BをYESに(こちらもっとブレます)
ペダルを外しても約2秒間サクションが継続します。
では、なんのための機能か??
と申しますと・・・
プレスにスチームは不可欠な要素です。
その不可欠なスチームですが、ファイトのアイロンから供給されるスチームは様々な理由(構造)から他社製品よりかなり乾燥した高品質なスチームを供給することができています。
それでも、スチームはいわば、”水分”です。
その水分を素早く衣類から取り去らねばなりません。
そのことを考えてファイト社のテーブルはバキュームではなく、サクションという強力な機能を備えています!
が!
人によっては・・・気の短いというか、せっかちというか、関西地方でいう”いらち”(僕なんかはまさにこのいらちです^^;)
じっくり(といっても1〜2秒)サクションで固定させ熱気をとらなければいけないところをすぐペダルを外して終わらせてします。
それでも、ファイトの場合って湿り気は抜けるんですが、アイテムや素材によってはもう少し抜いた方がいいというのがあります。
そいった意味でペダルを外した後でも自動的(強制的(笑))にサクションが2秒ほど継続する機能です。
慣れないと使いにくい機能ですが、慣れると今より品質は格段に上がると思います(繊維の戻りがなくなる)
ご参考までに!
ちなみにスチームのスイッチONで反応するようになっています。