ドイツファイト社・社長研修同行記
フランクフルト、二日目(実際は3日目)。
アパレルの機械群です。
まず、ショールームに入ると、
広い!
そして
クリーニングとはまったく違う機械。
そして、馬型
何台か、 機械の写真を並べますね。
このショールームを博物館にいるようなわくわくした気持ちで歩き回ります(笑)
あれも欲しい!これも欲しい!もっともっと欲しい〜〜〜。BLUE HEARTSか!!
シーム割り専用アイロンと専用テーブル
もちろん、ここにはクリーニング向けの仕上げ機械も置いています。
このCR−2型違和感ありませんか?
そう!逆向きなんです!!
というか、仕上げの理論から言うとこっちが正解なはずなんです。
では、なんでクリーニング向けは反対なのか?
いわゆる、”万能”型でパンツを中心にプレスすることを考えての向きなんですね。
なので、クリーニングの現場ではやっぱり普通のCR−2がいいんですよね^^;
そして、一押しの8319!
これにハンドフィニッシャーをつければコスパには優れていると思いますがいかがでしょうか?
機械も複雑になっていきますが、基本的にはシンプルな方がいいと思う。
その意味で言うと、8363もあえてクラッシックよりベーシックのシンプルな操作の方がいいかもと思う。
予算的にもね。
外国人はでかいからトイレットペーパーもでかいんや!!
ではありませんよ。
こんなのも揃えれたらいいな〜と。
もちろん、レクチャーもありますよ。
ここでは、洋服の構造などのレクチャーです。
これは、勉強になりました!
写真の出てる人がアパレルのトーマス氏です。
「クリーニングのオペレーションは1日で覚えられるが、アパレルは一週間かかるね!」と
なんとも、複雑なことをおっしゃる。。。
「我々はクリーニング業者なんだよ!」
でも、確かにそうです。
精度が違うというのはものすごく感じました。
クリーニングの使命は「できるだけ新品の状態に戻す」ことです。
シミや汚れを取り、元の形の戻す。
シミ抜きや洗いなどはものすごくブームのごとく流行っていますが、
仕上げはどうでしょうか?
一時間かけて一着を仕上げるテーラード・プレス!
確かにいいです。
僕も一度、立ち会わせてもらったことがありますが、見事ですよね。
素晴らしいです!
でも、商売として考えたらどうでしょうか?
技術として習得して、必要に応じて使い分けるのがベストかなって思います。
ファイト製品を使うと、誰でも(社長でもパートさんでも職人さんでも子供でも(笑))70〜80点は出せます!(あえて言い切ります!)
あとは、その会社・お店の品質基準で手直しを加えればいいんではないでしょうか。
30点程度で出荷するんなら国産で十分だと思いますか?
答えは『ノー』です。
国産のマルチフォームを全て見ましたが、
30点出せないですよ!!!!
マイナスですよ!!僕に言わせれば「−30点」です。
だって、大量の質の悪い蒸気とむちゃくちゃ引っ張るテンションで元の形変わってますから!!
「元の形に戻す」
これがクリーニングの使命である以上、アパレルの仕上げ機器を作っているファイトの機械こそが仕上げと呼べる機械です。
国産はシワ伸ばし機です。
全て、理論付けされた機械です。
アイロンと、テーブルだけでもその違いは歴然です!
「これは絶対他にはでけへんわ。。。」
この独り言が僕がブリサイを見学しての感想です。
ここブリサイの工場も見学するんですが、
実は引っ越すみたいで、ほとんど何もない状態でした。。。残念。
翌日もレクチャーと運転などはあったのですが、
事実上、この日で終了になります。
何回かに区切り、日数も経ってのブログアップでしたが、
今回のドイツ・ファイトでの社長研修に参加させていただき本当に勉強になりました。
なかなか、こういった機会は持つことはできません。
いつものごとく、強引に背中を蹴り飛ばして参加を強制させた(笑)タクマシステムの藤井社長、
流暢な英語と大らかな笑顔で通訳、案内して頂いた日本ファイトの金森社長、
そして、右も左もわからない海外音痴・無知の僕を行きから帰りまで優しく面白く同行して頂いたクリーニングやましたの山下社長 、
本当にありがとうございました。
来年は、ファイトオーナーズ・クラブのメンバーで訪独できたらいいですね。
観光付で(笑)
拙い文章でわかりにくいところもあったかと思います。
ご質問などございましたらご遠慮なくお聞きくださいね。